レアアース

 

 

 

レアアースは、偏在している。パラジウムは特にロシアで算出される。リサイクルも需要の2割程度と少ない。パラジウムは、自動車の排ガスを浄化する触媒に用いられる。

確かに、現状、ロシアに資源を握られている。しかし、ロシアにパラジウムを使った製品を製造する技術は無い。

以前、中国がレアアースを武器に先進国、特に日本を脅したことがあるが、結果、代替技術を開発し使用量を減らした。また、輸入先を世界中に探し求め、結果、中国のレアアースは精製・加工する能力がないため、ただのドロとなった。

ロシアについても同様である。資源国は輸出してこそ、外貨を獲得できる。外国に対して、圧力をかければ、すぐに対策を取られて損をする。また、将来の顧客を失う。だから、生産できる間は売り渋ることは難しい。

もちろん、代替技術の開発と備蓄は当然行うべきであり、実際に行っている。

資源の無い日本としては、技術こそ力であり、今後も教育を含め、科学技術の発展にお金をかけてほしい。

前述した資源の無い日本というのも、実は海水中に溶けたレアアースの回収や海底資源など、コストをかければ入手可能な資源は、海に面した日本にはあると言えばある。

研究開発だけは続けてほしい。