再生可能エネルギーを学校給食に置き換えて

 

 

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再生可能エネルギーはバックアップ電源無しには成立しない。

再生可能エネルギーを拡大することは、稼働率の低い火力発電を必要とする。

・バックアップ電源は、最大出力を出せるように30~50%程度の発電は常時行う必要がある。

再生可能エネルギーは出力が変動するため、電気の質が低下する。

 

 

 再生可能エネルギーは自由気ままな発電である。設備が増えれば、需要を超える量を発電することもあれば、全く足りないことが起こりうる。

再生可能エネルギー推進者は、理想の一日をもって説明する。慎重派は最悪の一日を理由に反対する。

なかなか理解しにくいので、イメージしにくいが聞いているうちに学校給食を思った。

電力供給を学校給食とした場合、再生可能エネルギー地産地消、火力発電は輸入作物になろうか。学校給食を地産地消のみで行う場合、天候に左右され、長雨なら不作となる。作物ができなかったので、給食の量を減らすということになる。では、豊作の年に加工し、保存すればよい。これが蓄電池になる。しかし、どれだけ備蓄(蓄電池を用意)すればよいのか。それは、年にどのくらいの危機に備えればよいのか。天候は思い通りにならない。だから、地元以外の食料供給体制を整えておく。明日いると言っても間に合わない。きっと賛成派は、給食は我慢すればよい。豊作の時に大量に備蓄すればよいと言うのだろう。しかし、それは給食費(電気代)として跳ね返ってくる。

ところで、再生可能エネルギーのほとんどは、水力発電であることを知っているだろうか。てっきり太陽光発電と思っていないだろうか。

これは置いておいて、2番目に太陽光発電、そして風力がある。風が強い日は曇っていたり、風がない日は晴れていたりすることもあるが、年に5日程度両方全くない日がある。これは平均であり、いつ、需要に満たない日が1週間続くときもある。いったい何日分蓄電池を用意すれば安心できるのか?

ちなみに化石燃料は官民合わせて200日程度備蓄がある。

こうしてみると、将来的にタダ同然で、太陽電池または風力発電と蓄電池が供給できるようになれば、再生可能エネルギーに置き換わることであろう。しかし、50年に一度、地球規模の大噴火があれば、また、エネルギーを得ることができなくなる。

こうして考えると、国家を維持するエネルギーはバランスが大事である。

ベースを担う原子力、石炭火力を地熱発電に変えていく。LNGによる変動部分を担うミドル電力は蓄電池で変動を抑える。ピークをダム発電と太陽光発電で補うことで、対処することになるだろう。ただ、冬のピークは夕方なので、太陽光は冬役に立たない。

よって、太陽光と風力、一日分を調整する蓄電池を普及は、火力発電のバックアップできる範囲とするのが限界である。