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兵器の国産
国産兵器は高い。
よく聞くフレーズだ。しかし、国産化することで国内で問題解決することができる。問題の原因も分かる。修理もすぐできる。一概に悪いとは言えない。
実際、韓国など修繕のための部品待ちで稼働しない兵器がたくさんある。稼働率で言ったら、高額になるライセンス生産している日本が圧倒的に高い。
ただし、これが鉄砲の弾なら、安かろう悪かろうの玉を大量に安く備蓄することは悪いことでは無い。
なので、国産はモノによる。
上記の国産対艦ミサイルはどうだろう。
安い速度の遅い従来のミサイルをたくさん購入した方がよいと言っている。全くその通りであるが、攻撃を受ける可能性がある国にとってはどうであろう。
ボクシングで、相手のジャブが2倍打ってくるボクサーと、いつキックが来るか分からないキックボクサーとの試合だとどちらが怖いだろうか。
ジャブの数が10倍なら分からないが、キックボクサーのほうが怖いのでは無いだろうか。これは、抑止力となる。
日本に戦車は不要という人がいる。しかし、戦車があると言うことは、侵略者も戦車に対抗する戦力が必要となる。これが抑止力である。
一方で、コストの問題があるのでなんでも導入すべきとは言えない。
金があるなら、100万円もする自転車を買えばよいが、なければママチャリを買う。移動するという点では、同じで、目的とコストを検討して購入すべきであろう。
ただ、抑止力、国家の存亡、日本の国力を考えれば、あってもよいのでは無かろうか。
近隣の国家が、イギリスと同じ対応をするか分からないが、数発しか無いアルゼンチン軍のフランス製対艦ミサイルを恐れ、フォークランドに近づけなかったことを考えれば、それが張り子の虎としても抑止力として役立つものと思う。