不動産は負動産

 

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高度成長期の日本では、マイホームを持つことがサラリーマンのステイタスであり、夢でもありました。実際、不動産の価格は確実に上がっていったので、不動産こそが確実な資産だと考えられていたのです。

いざとなれば売却や賃貸で収入を得ることもできると多くの人は信じていました。

ところが、1991年にバブルが崩壊し、不動産価格が一気に下降を始めます。

また、人口が減少に転じている一方で、新築マンションや一戸建て住宅の建設は今も続いているので、住宅の供給が過剰になり、昨今は日本各地の空き家問題もメディアをにぎわせています。

そしてそれと同時に今、資産だと信じて相続した不動産に苦しめられる、「不動産相続難民」が急増しているのです。

そう語るのは、司法書士法人ABC代表の椎葉基史さん。前回の記事「突然1億円の請求が・・・『負債相続』故人の借金に苦しむ人が急増中』では、負債の相続に苦しんでいる人が増加している現実と対策とをお伝えした。借金相続にも様々なパターンがあるが、さらに複雑なのは、土地や家屋の相続なのだという。価値がなくなった不動産ならぬ「負」動産相続の具体例の一部を、前回同様椎葉さんの著書『身内が亡くなってからでは遅い「相続放棄」がわかる本』よりご紹介する。

【一部参照】

 以前、遺産相続をしたことがある。相続するか、放棄するか。相続すれば負の遺産もある。現金は正の遺産。不動産、自分が使わないものは負の遺産。その中でも、家は負の遺産であると認識していた。仏壇もあるし、地元の人もいるし、放棄は選択しに無いが、将来、解体費用を想定し対策をしている。

相続した不動産以外にも、不動産はあり、兄弟が相続した。利益を生む物ではあったが、自分にはその利益は、将来の解体費用などの清算に使うために必要と考えていたが、自分の利益としか考えられない人もいる。

結果、自分の所有とならなくてよかったと思っている。

人間の活動する感覚を、100年をひとつの区切りとすると、家を建てれば解体もする。メンテナンスも建築費用に匹敵するくらい覚悟が必要と思う。

トータルで物事を考える能力が無い人がいる。目先の利益しかない。会話が成立しない。

そういえば、東北地震のように千年、数千年に一度の津波に対処するために、公共施設を山の上に作るべきだと叫ぶ「アホ」がいたなあ。

静岡、高知、徳島県の沿岸部なら分からんでも無いが、千年あれば市役所を10回は建て直しする。その間、利用者は山の上まで市役所に行かなければいけないのか?

理解に苦しむ。

あっ!ITを活用して、市役所に行かなくすればよいのかな?