大手まんぢゅう

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大手饅頭の由来


大手饅頭は天保八年(1837年)弊店の初代伊部屋永吉が、いまの営業地京橋町で創業しましたが、当時の備前藩主池田侯から特に寵愛を受け御茶会の席には必ず伊部焼の茶器とともに愛用されてきました。大手饅頭の名称は、当店が岡山城大手門の附近にあったため藩侯からいただいたと伝えられております。その親しみやすい名前と風味豊かな味わいは、当時の人たちに備前名物としてご好評をいただきました。以来百八十余年ご贈答におみやげに引き続きご愛顧をいただいておりますことは、有難いことでございます。当店はこの伝統の味を失わないよう努力していく所存にございますれば、何卒一層のお引き立てをお願い申し上げます。
主人敬白

第26回全国菓子大博覧会 ひろしま菓子博二○一三 名誉総裁賞受賞

こだわりの製法
備前岡山は古くから米処と言われています。大手まんぢゅうは、その良質の備前米を材料として、まず糀(こうじ)からつくり始め、もち米などを加えながらじっくり日数をかけて、成熟した甘酒を仕上げていきます。これに小麦粉を混合し発酵させて生地を調製いたします。この丹念に仕上げた生地で、北海道産小豆を特製の白双糖で練り上げた漉餡を、薄く包み、蒸上げますと、甘酒の豊潤な香りを漂わせながら出来上がってまいります。大手まんぢゅうは、昔から伝えられた酒饅頭の基本製法でつくっていますので、甘酒のコクが餡の甘さとほどよく調和したまろやかな味わいが特徴でございます。


◆原材料名
砂糖、小豆(北海道産)、小麦粉、還元水飴、米、もち米
◆成分表 1個(38g)当たり
エネルギー95kcal/タンパク質2.0g/脂質0.1g/炭水化物21.4g/ナトリウム4mg (食塩相当量)0.01g

 

 城下町の伝統あるお菓子は、上品な甘みを堪能できる。食べるとその良さに驚き、感銘を受けるが、普段はどうしても洋菓子やスナックなど身近にあるお菓子を食している。賞味期限が7日と短く、特別な時に取り寄せたり、お土産に配ると喜ばれる一品です。