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EVは発電方法による
【要約】
電気自動車(EV)は必ずしも環境に優しいとは限らないことが明らかに。
中国は石炭火力発電が多くを占めており、充電にも多くのCO2が排出されるため。
CO2排出量はガソリンエンジンを上回ることが多い。
電気自動車(EV)のCO2排出は発電方法によるのはよく知られたことである。発電設備はすぐに作ることが出来ないため、将来の展望として、自然エネルギーへ転換することを前提にEV普及を促すことは間違っていないと思う。
ただ、すべての車がEVになったとき、自然エネルギーで賄うことは無理であり、また既存の発電設備を1.5倍に増やすくらいの覚悟が必要になる。
EVにすることで石油に依存しない社会体制を作ることは非常に安全保障上よいことであるが、供給が不安定化することのほうが問題だ。
また、EVが重いため、ブレーキディスクやタイヤの負担が大きくなって大気汚染源の粉じんを発生が増加するというのも新しい発見だ。