■
ミニ氷河期か
地球温暖化論が世界中を席巻していた時期から、やっと氷河期の話がされるようになった。
太陽の黒点が少なくなっていることはずいぶん前から言われている。10年くらい前か。黒点が少なくなると、過去の経験から地球が寒冷化したことが記録として残っている。ロンドンのテムズ川が凍った時代だ。
黒点の減少から、何年後かは平均気温からも寒冷化が見て取れるようになると、黒点の研究者は言っていた。本人も笑いながら、当たったら仮説が証明されるなといった軽い感じであったが、実証されてしまった。
寒冷化は非常に危険な兆候である。
温暖化で危険なのは台風の巨大化や高潮、などであるが、寒冷化で危険なのは、食料の減産ある。多くの飢餓を生む。
飢餓はさらに紛争を助長し、戦争へとつながる。
前回のミニ氷河期は70年続いたとのことだが、困った時代になりそうだ。
食料を制する者は世界を制す。アメリカの穀倉地帯の地下水は取り過ぎで時期に砂漠になる可能性もあり、農業人口の減少は危険であるが、大規模農業へと集約し、人口減少と合わせて、日本の自給率を上昇につなげることが必要であろう。
ちなみに、世界的に奇異なカロリーベースの食糧自給率38%ではなく、世界基準の生産価格ベース68%ある。
TPPが成立すれば、国産の高級食材は海外にもっと売れるようになるだろう。そして、貧乏になっていく日本人は安い輸入食材を食べるようになるのかな?