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一条工務店で家を建てた
家は性能。こだわりの家づくりなら一条工務店|住宅メーカー(ハウスメーカー)
家を建てようと考える人は、人生の大きな決断をするために慎重に住宅メーカーを選ぶと思います。私は「一条工務店」を選びました。他のメーカーを知りませんが、10年以上住んだ感想がお役にたてれば幸いです。
一条工務店を選んだ理由は
①高断熱高気密が圧倒的
ある程度、どのメーカーも高気密高断熱を掲げています。しかし、断熱材はグラスウールがほとんどで、一条工務店のように硬質ウレタンフォームが使用されています。グラスウールは一度結露すると再度、断熱性能が低下したままのため元に戻りません。万が一を考えると硬質ウレタンフォームに一票!!
②構造材
木造住宅であれば、無垢材と集成材の使用でメーカーが分かれます。集成材は確かにスペックは上ですが、接着剤の耐久性など100年実験した人はいませんが、無垢材は1000年以上の歴史があります。考えが古いと言えばそうですが、一条工務店の手堅い考え方に賛同しました。
③営業
ほぼ展示場のみで、広告費に費用をかけない=家の質向上につながる。自分の大切なお金が、家以外のところに大量に注ぎ込まれるのは気持ちのいい物ではないです。営業マンも非常に素朴で一生懸命、スマートではない人で好感が持てました。ここが一番重要でした。すべてをお願いしました。他社の若い営業マンは大変スマートで、笑顔もすてきで、高級腕時計がまぶしかったですね。一件契約すると多額のボーナスが出るという噂は本当だと思いました。一条工務店の営業マンは、「契約しても5万円ですので、キャンセルされないために嘘は言いません。お客様の満足がすべてですと言っていたことは本当でしょうね。なので、他社で初期無料の設計料が有料でした。
④デメリットを感じなかったこと
屋内設備は選択肢が少ない・・・例えば、お風呂のタイルが3種類
他社のカタログを見たことがありますが、蛇口だけでも電話帳みたいで、何を選んだらいい分からなくなります。そういった細かい設備に執着がなかったので、壁紙なんかは、「展示場と同じでお願いします。」でした。
築10年以上の結果
①引き出しが閉まらなくなる。
引き出しを押し込んだら引き出せ、もう一度押し込むと閉まった状態でロックする引き出しがロックしなくなった。ロック機構のプラスチックが削れてました。原点1
②壁紙のカット部分に隙間ができた。
木造住宅の宿命。湿度と温度により収縮するので最初から隙間が空くことが前提で、充填剤をもらってました。たまたま営業マンと話したら、修繕に来るというので丁重にお断りしました。
③冬に床がミシミシ
これも木造住宅の宿命。冬になると少し隙間が空くみたいです。床が鳴るのは一カ所だけですが。
④外壁きれい
団地の大手メーカーはみんなきれいですね。地元工務店は、すべてが悪いとは言わないけれど汚れが目立ってきました。
⑤樹脂ペアガラスの結露
高断熱高気密は冗談でなく大変素晴らしいもので、エアコンの24時間運転しても電気代は誤差範囲でした。しかし、結露についてはちょっと残念。確かに外が零下でも窓ガラスは冷たくないが、室内20度湿度60パーセントではさすがに結露しました。1日なら大したことないけれど、1週間ほっとくとカビも生えてよくありません。湿度を50パーセント以下にして対処してます。
今度家を建てるなら
①窓は「はめ殺し」
今さらながら、一条工務店の考え方から、窓は開く必要がなく、ほとんど、はめ殺しの窓にすればよかった。
②コンセント
コンセントの位置を床の高さにすれば、よかった。掃除のたびに屈むのが面倒くさかった。
③もう一度「一条工務店」
もう一度建てることはないけれど、今ならもう一度お願いするかもしれません。