水素社会は来ない?

衝撃!「水素社会」は来ない その1 | NEXT MEDIA "Japan In-depth"[ジャパン・インデプス]

 【要約】

 ■ 輸送が困難で、経済的な輸送ができない。

 ■ 製造も難しい

 ■ 液体燃料にしたほうがよい

 

 この記事では、水素そのものを利用する社会は来ないと言っている。全くその通りだと思うが、最初、このタイトルを見てただの否定記事だと思った。

内容は、水素の輸送・貯蔵が難しく、電気分解天然ガスから製造はコストがかかるなどである。

全くその通りであるが、最後にある条件において普及するという。

それは、自然エネルギーが余って無料となる。そして水素を改質して液体燃料にする。

その通りだと思う。

自然エネルギーは好きな時に自由に発電するため、電力会社にとって非常に迷惑な電気である。現在は太陽光発電であれば需要のある昼間、受け入れ可能な電力量を超えた分は、受け入れを拒否することが出来るが、これを無料で受け取って揚水発電や蓄電池に貯める。さらに余れば、水素を製造し、燃料に変換して貯蔵する。

燃料はガソリン、軽油など現在の社会インフラをそのまま使うことが出来る形に変換が可能である。

理想社会が実現する。

 

問題がある。

電気エネルギーの3~4倍以上のエネルギーを石炭や石油として輸入している。自然エネルギーでこれらの燃料を代替するだけの発電することは困難であろう。しかも無料で。

原子力発電のついでに、水の熱分解の方が現実的か?